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リハビリテーション科

リハビリテーション科を知る

 リハビリテーション科は現在理学療法士(PT)29名・作業療法士(OT)9名・言語聴覚士(ST)1名・診療補助者4名からなる計43名の大所帯で日々患者さんの治療にあたっています。


当科の強みとしては、

  1. PT・OT・STの各専門職を揃え総合的なリハビリテーションが提供できる
  2. 回復期リハビリテーション病棟・亜急性期病棟においては365日毎日濃度の濃い手厚いリハビリテーションが提供できる
  3. 温泉プールを使った運動浴では、浮力や温熱効果を使った手術前後の効果的な運動療法が提供できる
  4. 地域ニーズに応えた各種研修会などの院外講演活動や各種学会等で日頃の研究成果報告を積極的に行っている
  5. そして何よりスタッフ同士団結力があり、院内での治療・研究業務に留まらず、地域イベントへ積極的に参加していく行動力

が挙げられます。


その他3部門合せて年間15人程度、県内外の養成校から実習生を引き受け後進の育成にも力を入れているところです。また25年度には各部門とも新規採用者を迎え入れ更に充実した内容で専門的なリハビリテーションを提供していき、患者さんの一日も早い回復をお手伝いできればと考えています。


『手術するなら温泉病院』『また来たい温泉病院』と言っていただけるよう、スタッフ一同笑顔で挨拶をモットーにリハビリテーションの場が『辛く苦しい空間』から『回復のための気力溢れる空間』となるよう個々が心掛け精進していきたいと思っています。


言語療法室 理学療法室 作業療法室


作業療法部門理学療法部門言語聴覚療法部門


作業療法部門

身体または精神に障害のある方、またはそれが予測される方に対し、その主体的な生活の獲得を図るため、諸機能の回復、維持及び開発を促す作業活動を用いて治療、指導及び援助を行う専門職です。

作業療法では、その人らしい・その人の望まれる生活が出来る様になるために、治療・指導・援助を行っています。ご本人やご家族がどのような生活を望まれ、どの様な「作業」が必要になるのかを考え、必要な活動の練習や支援を、他部門と協力しながら行います。「作業」とは、トイレ動作や食事をする等のセルフケアのみならず、炊事や掃除、人付き合いや趣味なども含みます。そのために、例えば手の機能や高次脳機能の能力向上が必要であれば、理学療法士や言語聴覚士と協力して機能面にアプローチをします。

必要な方には職場との調整や実習、自動車学校での運転評価なども行います。


皆さんの笑顔が絶えない、和やかな雰囲気の中で過ごしていただけるよう、作業療法士一同頑張っております。患者さまひとりひとりの入院生活、退院生活、社会生活が彩り豊かなものとなるよう私たちにできる協力をさせて頂きます!



理学療法部門

病気やけがなどにより身体に障害のある方に対し、主としてその基本的動作能力の回復を図るため、治療体操やその他の運動を行ない、また電気刺激、マッサージ、温熱その他の物理的手段を加えることで治療していく専門職です。

現在の取り組み

回復期リハビリテーション病棟の充実

  1. 1年365日リハビリテーションの提供
    回復期病棟の患者様には年中無休で休日祝日も平日と同程度のリハビリテーションを提供しています。
  2. 個別プールの対応
    回復期病棟の術後などの必要性のある患者様に対し理学療法士が個別にプールでの指導を行っています。

研究活動、学会発表

各種研修会に参加し自己研鑽に努めています。また、リハビリテーション研究会in米子、鳥取県理学療法士学会、中国ブロック理学療法士学会などでの学術発表も積極的に取り組んでいます。




言語聴覚療法部門

言語聴覚士はことばによるコミュニケーションに問題がある方に専門的にサービスを提供し、自分らしい生活をできるよう支援する専門職です。また、摂食・嚥下の問題にも専門的に対応します。

【当院における言語療法】

成人を対象とした主に脳卒中等によって「ことば」「認知」をはじめとするコミュニケーションに問題が生じた方、また「飲み込み」の機能が低下するなどの摂食に問題が生じた方に「検査・評価・訓練・指導・助言」などの援助を、その方に合わせたプログラムを「楽しく!」をモットーに行なっています。また、嚥下造影検査、認知症外来、脳ドックにも携わっています。