新人看護補助者教育プログラム

■平成28年度 新人看護補助者教育プログラム

《年間目標》
  1. 病棟の特徴と業務内容を理解する
  2. 基礎的知識・技術を理解し実践できる
  3. 組織やチーム内での役割を理解し、メンバーの一員として行動できる
  4. 起こっている問題を理解し対応することができる
  5. 患者・家族及び医療スタッフの信頼を得るよう務めることができる


時期 目標 指導内容 指導方法 評価
入職時
〜1ヶ月
  • 病院・看護部の組織を理解し看護補助者としての自覚と役割を学ぶ
  • 組織・社会人としてマナー・態度を身に付ける事ができる
  • 職場環境に慣れる事ができる
  • 一日の業務の流れが分かる
  • 日常業務が理解でき助言を受けながら実践できる
  • 全体・看護部採用時オリエンテーション看護倫理・医療安全・感染防止・接遇・移動補助者の業務範囲・BLS
  • 各部署オリエンテーション病棟の構造、設備、防災、患者層、看護体制、勤務体制、病棟方針、新人教育の年間の流れ、各勤務帯の業務と流れ
    電子カルテ、カンファレンス・患者の状態
  • 患者のケアに必要な介護技術、環境係り業務
  • 入職時集合教育
  • 各部署教育 プリセプターと副師長で日々の指導計画を立てる
    1〜2カ月は指導者と共に業務を行い徐々に独り立ちできる業務を増やす
    ノートなどを活用し日々経験した項目が翌日の指導者に伝わるように工夫する
    職場業務マニュアル・各種マニュアル(看護補助者・感染防止・医療安全)を適宜活用する
  • ナーシングサポート看護補助者研修を視聴し自己学習できることを説明する
チェックリスト
1ヶ月目面接・評価
2ヶ月
  • 日勤・早出・遅出業務・休日勤務が理解でき、助言を受けながら実践できる
  • 一日の業務の流れがわかる
  • 環境係り業務が一人でできる
  • 適切な報告・連絡・相談ができる
  • 日常業務の中で未経験業務を積極的に経験する事ができる
  • 患者に対する理解を深める
  • 患者のケアに必要な介護技術
    1. 生活環境に関わる技術
      清掃・リネン
    2. 日常生活の援助
      体位変換・排泄・車椅子移乗・清潔・食事
    3. 診療に関わる周辺業務 書類整備・機械器具準備片付け・診療材料補充・入退院転入転出・メッセン業務
    4. 緊急時
チェックリスト
2ヶ月目面接・評価
3ヶ月
〜5ヶ月
  • 日勤・早出・遅出業務ができる
  • 適切な報告・連絡・相談ができる
  • 日常業務の中で未経験業務を積極的に経験する事ができる
  • 個々の患者の状態を把握し、計画に沿った援助を実践できる
  • 優先順位を考えた業務が助言を受けながらできる
  • 未経験項目など必要時指導者とデモストなど行い体験する
  • 報告がない時には問いかけをし報告を促す
  • 患者ケアや業務を理解しているか適宜口頭で確認する
  • 必要時経時ワークシートなどを利用しタイムスケジュールを助言を受けて作成し実践できる
チェックリスト
3ヶ月目面接・評価
6ヶ月
  • 夜勤業務の流れを理解でき、助言を受けながら実施できる
  • 患者の夜間の状態を把握し援助ができる
  • 安全への配慮・事故発生時の対応または急変時の対応ができる
  • 優先順位を考えた業務ができる
  • 夜勤者の動きを理解し夜勤業務に備える
  • 夜勤時の申し送りや急変時の対応を学ぶ
  • 夜勤業務に必要な項目で未経験のものがあれば学ぶ
  • 夜勤業務の説明
  • 看護師と夜勤を実施又は状況により3人夜勤も考慮
チェックリスト
6ヶ月目面接・評価
7ヶ月
  • 夜勤業務が独り立ちできる
  • 起こっている問題を理解し、対応することができ、看護師に報告できる
  • 介護技術のチェック・不安なところを明確にして指導してもらう
  • 夜勤看護師と実施
 
1年
  • 日々の業務の役割が習得できる
  • チーム全体の患者の把握とケアができる
  • 患者・家族及び医療スタッフの信頼を得るよう務めることができる
  • 自己を評価し、不足する部分を強化できるように、具体的な課題を明確にする
  • 日々患者のニーズに沿ったケアの実践ができる
  • チェックリスト最終評価、未経験項目に明確にしておく
  チェックリスト
1年目面接・評価