当院の整形外科では、加齢や生活習慣などにより骨密度が低下したことによる骨折や変形性関節症が多く見受けられます。

必要に応じ早期手術を行い、回復期リハビリテーション病棟や地域包括ケア病棟で在宅復帰を目的としたリハビリ治療を行います。
その為、在院日数が全国平均に比べて長くなっています。

循環器領域では昨今心不全パンデミックと言われるように心不全患者さんの増加を認めています。当院では、心不全に対し内科的治療（点滴や内服などによる薬物治療）のみならず、リハビリ加療を積極的に行いADLの維持・改善に務めています。昨年度からは急性期病院との連携も強化し、当院の特色を活かした急性期治療後の患者さんのリハビリ加療を行い、予後改善に努めています。

※上位２位以下の患者数は10件未満のため表の掲載は行っていません。

当院整形外科では股関節や膝関節の変形性関節症に対して行う人工関節置換術が昨年度同様最も多い患者さんとなっています。変形性関節症とは、年齢とともに関節の関節軟骨がすり減って強い痛みを生じる病気です。内服、関節注射など薬物治療やリハビリ治療を行っても症状が持続、悪化する場合は手術療法を行います。傷んだ軟骨や骨を金属等でできた人工関節に置き換える手術です。
次に多いのは脊柱管狭窄症に対する椎弓切除術、椎弓形成術となります。頸椎、腰椎の狭くなった脊柱管を広げ、狭窄が発生している部分の骨を削って神経の圧迫を取り除きます。骨移植をおこない金属で固定する場合もあります。
また転倒、転落による大腿骨骨折に対する骨接合術も多くなっています。90歳以上の高齢の患者さんでも歩行困難で寝たきりにならないように積極的に手術治療をおこないます。

※上位4位以下の患者数は10件未満のため表の掲載は行っていません。

長期療養病床を持つ病院として、嚥下機能低下により食事摂取が不可能な状況であっても、人としての尊厳を保ち生活していくための手段としてCVポート留置を行っています。
大腸癌は早期にポリープを発見、切除することにより発症を予防出来る可能性が示唆されており、当院でも積極的に行っています。

※上位2位以下の患者数は10件未満のため表の掲載は行っていません。